ここ数ヶ月、私の iMac はどんどん遅くなっていました。具体的には、あの恐ろしい「死のビーチボール」が、望んでいる以上に頻繁に表示されるようになり、Finder は頻繁にフリーズして、一日に何度も再起動を余儀なくされるようになりました。(どうしても再起動する必要がある場合は、Option キーを押しながら Dock 内の Finder アイコンをクリックしたまま、「再起動」を選択してください。Dock のその他の小技については、2017 年 3 月 6 日の記事「macOS の隠れた宝物:Dock を使いこなせ」をご覧ください。)
まず、Finderのplistファイルをすべて削除したり~/Library/Preferences/
、ディスクユーティリティでFirst Aidを実行したりするなど、よくある修正方法をすべて試しました。Dropboxが何らかの形で関係しているのではないかと思い、アクセシビリティのアクセスを無効にしてみたりもしましたが、しばらくは効果があったものの、ビーチボールエラーが再発しました。残された主な解決策はクリーンインストールでしたが、macOS 10.12 Sierraをインストールした際に一度クリーンインストールを行っていたので、すぐにもう一度クリーンインストールするのはやり過ぎだと感じました。
iMacの再起動を伴わない解決策を探し続けていたのですが、インターネットでいろいろ調べた結果、DropboxのFinder連携をオフにすると問題が解決することがわかりました。やり方は以下のとおりです。
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- メニューバーの Dropbox アイコンをクリックします。
- 右上隅の歯車アイコンをクリックし、「環境設定」を選択します。
- 「Finder統合を有効にする」のチェックを外します。
DropboxのFinder連携を無効にするデメリットは、Dropboxと同期したファイルやフォルダのFinder同期アイコンと、FinderのコンテキストメニューにあるDropbox専用オプションが消えてしまうことです。これらの機能を失うのは気が進まなかったので、探し続けました。
最終的に、非常に多くのファイルを含むフォルダがDropbox、ひいてはFinderの動作を遅くする可能性があるというヒントを見つけました。Dropboxフォルダ以外のフォルダでこのようなことが起こるとは考えにくいのですが、ダウンロードフォルダ(1500以上のアイテムが保存され、26GB以上も容量を消費していました)から不要なファイルを大量に削除した後、ビーチボールやフリーズの問題を再発させることなく、DropboxのFinder連携を再び有効にすることができました。
しかし、中にはゴミファイルでいっぱいというわけではなく、かなり容量が大きいフォルダもいくつかあります。DropboxのFinder連携を再度有効にした後、8800個ものアイテムが入ったフォルダの一つを閲覧中にFinderがクラッシュし、1週間の安定したパフォーマンスが終わりました。Finder連携を再度無効にしてFinderを再起動したところ、それ以来1週間、問題は発生していません。今回の解決策がうまくいくことを願っています。
Finderでこのような問題に悩まされているなら、DropboxのFinder連携を切り替えて、数分かけて不要なファイルでいっぱいになったフォルダを整理してみる価値はあります。どのフォルダに大量のファイルが入っているかは大体わかっているかもしれませんが、そうでない場合はDaisyDiskが便利なツールです。無料のツールとしては、OmniDiskSweeperやオープンソースのGrandPerspectiveなどがあります。
Dropbox をご利用中に同様のパフォーマンスの問題に遭遇された方は、コメント欄でお知らせください。問題が Dropbox アプリにあるのか、Finder にあるのか、あるいは特定の状況においてその両方にあるのかは分かりませんが、担当エンジニアが原因究明できるようお手伝いできれば幸いです。