AppleがiPod touchの販売を正式に終了

AppleがiPod touchの販売を正式に終了

今年初め、私たちは「AppleはiPod touchを放棄したのか?」という質問をしました(2022年2月22日)。その答えは「イエス」です。

Apple Newsroomの「音楽は生き続ける」という記事で、Appleは自社デバイスとApple Musicサービスを使って音楽を聴く様々な方法を強調しています。記事を注意深く読んでいなかった人は、サブタイトルの終焉を告げる鐘と、記事末尾の明確な説明を見逃したかもしれません。 

在庫が続く限り、お客様はapple.com 、Apple Store および Apple 正規販売代理店を通じてiPod touch を購入できます。

何らかの理由でiPod touchが欲しいなら、今しかないでしょう。しかし、現時点でiPod touchは時代遅れなので、購入の主な理由は懐かしさからかもしれません。ただし、専用の音楽プレーヤーとしては今でも十分に使えます。iPadのベースモデル、あるいは中古のiPhoneの方がお買い得かもしれません。

20年以上前の2001年10月23日、Appleが初代iPodを発売した時、誰もがその魅力に気づかなかったとしても、それは革命的な製品でした。ジェフ・カールソンが当時「iPodで音楽はもっと魅力的に」(2001年10月29日)で指摘したように、iPodの行く末はどちらに転ぶか分からないという見方もありました。iMacは市場を変革するほどの成功を収めましたが、Power Mac G4 Cubeは斬新な工業デザインで独自のファンを獲得したにもかかわらず、商業的には失敗に終わりました。

オリジナルiPod

しかし、Appleはめったにノスタルジックな時代を懐かしむことはなく、初期のiPodのコア機能は、iPhone、iPad、Apple TV、HomePod、そしてApple Watchに匹敵し、あるいは凌駕されてきました。iPodシリーズ最後の生き残りであるiPod touchも、長年、大きな変化をもたらしていません。iPod touchがなくなり、iPodシリーズに幕が下りるのは残念ですが、その時が来たのです。

iPodがどうなっていたか、少しだけお見せしましょう。iPodの父と呼ばれることの多いトニー・ファデル氏は先日、TechCrunchの取材に対し、現在のiPhoneよりもクリックホイール式のiPodにかなり近いiPhoneのプロトタイプを見せてくれました。

新刊の発売を記念して、@tfadell は長年ガレージのスペースを占めていたものを少しだけ公開してくれました。その中には、このワイルドな iPod/iPhone ハイブリッド コンセプト デバイスも含まれていました。https://t.co/LOsakpQs2i pic.twitter.com/8s0akWrgOe

— ブライアン・ヒーター(@bheater)2022年5月6日

Idfte
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