写真:パニック
Panic社は先日、2017年の業績報告を公開し、激動の1年を振り返りました。同社は、ファイル転送アプリ「Transmit 5」のリリース(7年ぶりのメジャーアップデート)や、品質保証の向上、ドキュメントの充実、そしてインフラの大幅なアップグレードなど、いくつかの成功も収めました。しかし、2017年には大規模なソースコード盗難(「HandBrakeエクスプロイトによりPanic社のソースコードが盗難に」2017年5月19日参照)、売上不振によるiOS版Transmitのキャンセル、そして有料ソフトウェアの将来への懸念など、課題にも直面しました。そのため、Panic社はサブスクリプション型価格への移行を検討しています。
macOSソフトウェアのフルプライス版がいつまで受け入れられるのか、私たちは議論を続けています。魅力的な「メジャーアップデート」のために貯金するのではなく、Panic社による頻繁かつ継続的なソフトウェアリリースにつながるサブスクリプション価格設定を検討する時期が来ているのではないでしょうか。一方で、多くの正当な理由からサブスクリプションを好まない方が多いことも承知しています。2018年を通して、この点についてさらに調査を重ねていく必要があります。
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