ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、すべてのHomePod miniに、文書化されていないテキサス・インスツルメンツ製の温度・湿度センサーが搭載されていると報じている。iFixitはHomePod miniを分解してチップを特定し、この報告を確認した。その位置から、HomePod miniの電子機器の内部状態ではなく、外部環境を監視するように設計されていると思われるチップの位置がわかった。
ガーマン氏は、このチップの目的と、Appleがそれを有効にする予定があるかどうかについて推測しています。『Take Control of Apple Home Automation』の著者であるジョシュ・センターズ氏は、いくつかの見解を示しています。
- Appleは当初この機能を公開する予定だったものの、数少ないHomeKitパートナーを失うことを恐れて、土壇場で中止した可能性があります。Eveは温度と湿度を感知するEve Roomを製造しており、HomePod miniのこの機能はEveの売上に大きく影響する可能性があります。
- ホームアプリのセンサーサポートは貧弱だ。湿度が高い時に除湿機を起動する自動化を作るには、Eveアプリを使わなければならない。EveはHomeKitのフロントエンドに過ぎず、Appleのホームアプリと全く同じだ(「大草原のHomeKitコンパニオン:Elgato Eveルーム」2017年6月19日記事参照)。もしかしたらAppleは、この機能を実装する前に、改良されたホームアプリのリリースを待っているのかもしれない。
また、Apple がこのセンサーを一切使用せず、HomePod mini の将来のモデルから消えてしまう可能性も十分にある。
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