コンテンツ作成にAppleのiWorkスイートを愛用している方に朗報です。Appleは今回もiWorkスイートに力を入れており、Apple Pencilのサポート、ブック作成機能など、様々な新機能が追加されています。macOS、iOS、iCloud向けのアップデートが現在利用可能です。
(先日更新された「Take Control of Pages」と「Take Control of Numbers」の熱心な著者である Michael Cohen 氏と Sharon Zardetto 氏に哀悼の意を表します。彼らは間違いなくすぐに仕事に戻ってくるでしょう。)
まず、Pages、Numbers、Keynoteの3つのiWorkアプリすべてがiPadでApple Pencilに対応します。これらのドキュメントに直接描画、スケッチ、書き込みができるようになり、Appleの新しいスマート注釈機能(現在ベータ版)を使って注釈を追加することもできます。Appleは次のように述べています。「スマート注釈では、コメントや校正マークがテキストに動的に固定されます。ユーザーがフィードバックを取り込み、ドキュメントに変更を加えても、残りの注釈は元のテキストに保持されます。」
長らく無視されてきた iBooks Author のインクは底をついているかもしれないが、Apple は電子書籍作成を諦めたわけではなく、macOS、iOS、そして iCloud の Pages に電子書籍作成機能を追加している。(
Apple が出版事業を諦めた懸念については、2017 年 10 月 24 日の記事「iBooks Author カンファレンス、iBooks エコシステムへの懸念を浮き彫りにする」を参照。)テンプレートを使って本を書き始め、そこに自分の絵やその他のメディアを追加できるようになる。また、本の執筆時に他のユーザーと共同作業することも可能になる。
マイケル・コーエン氏によると、Pagesの機能は、App Storeで引き続き入手可能なiBooks Authorに比べて依然としてはるかに劣っているとのことです。実際、iMoreのセレニティ・コールドウェル氏によると、AppleはiBooks Authorへの注目度が低いように見えるものの、依然として積極的に開発を進めているとのことです。PagesにはiBooks Authorにはない利点が一つあります。それは、iBooksのオーサリング時に他のユーザーと共同作業ができることです。
AppleはiOS版Pagesに、他にもちょっとした機能を追加しました。中でも特に興味深いのは、iPadやiPhoneをテレプロンプターのように使って、邪魔されることなく読書ができる新しいプレゼンターモードです。ワードプロセッサとしては少々風変わりな機能ですが、便利そうです。iBooksの次期バージョンにも搭載されることを期待しています。
また、iWorkアプリのリアルタイムコラボレーション機能とBoxの統合も新機能として追加されました。これにより、Boxファイル共有サービス上のiWorkファイルで共同作業が可能になります。以前は、これらの機能はiCloudに保存されているドキュメントでのみ利用可能でした。